[2011.2.18 見学] 徳永 健一郎 氏 感想文

            グループホーム ふれあい 徳永 健一郎

先日はお忙しい中こころよく研修を受けてくださり有難う御座います

研修前:私が思ったこと
・一番に思ったことは、外来がない病院があるんだ
・海外でいう家庭医みたいなものかと考えていた

ナカノ在宅医療クリニックに一日密着し

8時30分:職員全員でのミーティングに参加
・ご利用者様の情報例
 「昨日はデイサービスで風呂に入っていません」ということを職員全員が共有
 スゴイ!!!こんな細かいとことまで共有していると感心
 しかも!!!15分でミーティング終了 ICLフル活用!!!
9時00分:訪問診療開始
医師、看護師、ドライバーで十数件のご利用者様の自宅を走り回る
これまたスゴイ!!!スピーディ!!!
ご利用者様の自宅前を見ると、坂、階段があり、ここに寝たきりのご利用者様が住んでいるとは到底思えない さすが訪問診療!!!
 利用者様の特徴は勿論、薬の把握(薬の残を調べ必要だけ処方・・・)
家族の特徴も・・・家も・・・猫も・・・
 通院を考えると付添いの人も大変だが、ご利用者様はもっと大変・・・
そして何よりご利用者様とご家族が、医師と看護師と日常会話を楽しみながら訪問診療している。
あるご利用者様宅では、誕生日には花束に写真入りの色紙「口紅つけ忘れたのよ~」とご利用者様がほほえみながら言われる。外来病院では絶対にない!!!
あるご利用者様宅では、ご家族様が私の料理が新聞に出たんですよとほほえみながら言われる ご家族様の介護の苦痛も取り除いている!!!それって大事だな~~~!!!
どれだけ、医療に優れていても在宅で一番介護しているのは、ご家族様なので、医師と看護師の距離が縮まってる感じを受けた。患者という視線からお客様という視線!!!
私はその時感じた!!!
「ご利用者様が一緒に住み慣れた町で、馴染みの人と一緒に支え合うナカノ在宅医療クリニックと!!!」
一日の訪問診療が終わったということで・・・


12時30分:お店でランチ(中野律子先生ご馳走様でした)
中野医院長に訪問診療が終わったことを連絡すると・・・追加の訪問診療
あるご利用者様宅で、認知症があり、医師だというと拒まれるので、市役所職員と言って訪問診療をする。前転倒した膝の治療を行うためタライとコップを準備し、サランラップ療法にて処置をした。拒みもなく処置ができていた 役者!!!
14時00分:クリニックに帰院
  情報を持ち帰り、今日一日のご利用者様の状態を医師と看護師で共有 ICTフル活用!!!
考察:
・医療だけでなく地域に溶け込んでいるナカノ在宅医療クリニック
・ICTフル活用で全職員が情報共有しているナカノ在宅医療クリニック
・事務、看護、ドライバーが医師を支え、多くの訪問診療ができるナカノ在宅医療クリニック
・全職員がスマートな身のこなしができており、教育ができているナカノ在宅医療クリニック
と感じました。

最後に
私は介護事業所に勤務していますが、私の考える介護の思いは、ご利用者様の思いを大切にし、ご利用者様中心のケア(パーソンセンタードケア)を行うため、ご利用者様の権利と尊厳を守ることだと考えています。
それを在宅で、実現するためには、家族だけで支えきれない部分、医療、介護、その他関係機関が、今後の社会ニーズに合わせた柔軟かつスピーディに変革、共生し、システムとネットワークの構築が不可欠だと強く感じます。
今社会で何が足りないのか、どうすれば在宅で「安心」「安全」「快適」に過ごせるか、少し糸口が見えたと感じました
今回研修を受けて、中野一司医院長を始め、職員の皆様、お忙しい中、私のために、ご指導いただきましたことをここに感謝します。有難う御座いました。