[2010.07.20-21 見学] 森田 洋之 氏 感想文

宮崎県 延岡市夜間急病センター
       内科 森田 洋之  (7月20日、21日)
 ナカノ在宅医療クリニックの皆様、この度は突然の訪問にも関わらず、非常に暖かく迎えていただきまして、まことにありがとうございました。
 私は、昨年北海道の夕張市立診療所に勤務しました際に、在宅医療のすばらしさを痛感し、以来在宅医療について勉強しておりました。この度は、在宅医療の権威であります中野先生より直接様々なご指導をいただけましたこと、望外の喜びでした。
 今回の見学でもっとも驚きましたのは、診療を補佐しておられるコメディカルの方達の見事な仕事ぶりでした。
 ALSの患者さんの今後をどうするか。胃ろう、気管切開をどうするか、というデリケートな話題の担当者会議に参加させていただいたのですが、その長時間の会議の内容が、帰りの車中で既にメール(かなりの長文)で全職員に通知されていました。
 在宅医療においてICTを活用することの意義が、今回の見学で少し理解できたような気がしました。スタッフが遅滞なく簡便に情報を共有することが、ICTの目的であり、また、重要なのはITではなく、C=communicationである、ということも実感できました。
 ICTによって、医師をはじめとしたスタッフの負荷が軽減し、業務が効率よく円滑に進行してゆくことを目の当たりにし、目の覚めるような思いでした。今回の訪問は本当に実りあるものとなりました。
 また、訪問診療に同行させていただきました、松尾先生、片平看護師、ご迷惑でしたにもかかわらず、嫌な顔一つされずに、にこやかに対応いただけき本当にありがとうございました。この場をお借りしまして感謝申し上げます。
 今後もなにかとお世話になることがあると思いますが、お付き合いいただけますと幸いです。
 なにとぞよろしくお願い申しあげます。