2007.08.22〜23 見学】 斉藤 康洋 氏 感想文


中野先生・クリニック・訪問看護ステーションの皆様

2日間にわたり、訪問診療・往診の同行、その後おいしいお魚をいただきながらの意見交換会?どうもありがとうございました。
今回の見学は、私が9月から在宅診療所の院長をを継承するのにあたり、中野先生のがどのように組織を機能させながら、ナカノクリニックの在宅診療を作ってきたか、またこれからどのように進化させようとしているのかを直接見聞することが大きな目的でした。
本当は看護師も同行させたかったのですが、後日クリニック内で報告会を行って学んだことを伝えたいと思っています。

今回の見学で私が強い印象を受けたのは、ITによる在宅診療はもちろんのこと、訪問看護ステーションの自立性でした。
朝のカンファレンスのやり取りや、看護師が医師に同行して行う診療スタイルはチーム医療を目指す私としては大変参考になりました。
中野先生が夜間往診の担当なのに安心してお酒が飲めたのも、訪問看護ステーションへの信頼があったのと、日中の訪問や往診、さらに電話などをとおして十分に夜間往診への予防を行っていたからだと考えます。また、カンファレンスでの看護師から中野先生への質問の数々も、自分たちが患者さんに対する責任を負っているという自覚が見て取れました。
正直、このあたりは上田クリニックもこれから作り上げていかなくてはならない部分であり、見習わなくてはならないところだと思います。皆が同じ方向を向きながら、言いたいことをいえる組織をつくっていくことは、決して容易なことではありませんし、中野先生をはじめスタッフの方々の様々な努力の結晶なのでしょう。それに加えて中野先生の絶妙なキャラクターが何事も前向きにことを運ばせているのだと思います。そういう意味では、私自身、在宅診療の楽しみや苦しみを味わいながら、上田クリニックのスタッフと共に成長していけたらいいなとあらためて感じるいい機会になりました。
これからクリニックの院長として、医療も介護もそろばんもと学ばなくてはならないことはたくさんありますが、今度は東京のおいしいお店で中野先生を囲んで焼酎片手に近況報告ができることを楽しみに頑張りたいと思います。スタッフの皆様も東京へお越しの際には是非お声をかけてください。
あらためて、どうもありがとうございました。これからも宜しくお願いいたします。


                                                   上田クリニック 院長 斉藤康洋