ナカノ在宅医療クリニックを見学させて頂いて】

西原医院 事務 杉本知美 

 今回見学させて頂いて、先生はもちろん、看護師や事務の方全員がそれぞれパソコンを持っておられることに驚きました。カルテや記録に使用されているだけでなく、患者様の状態・様子を職員の方全員がその日のうちにわかるようにメールで送られている点では、自分の空いた時間で情報の確認ができる上に患者様の様子がその日のうちに分かるというだけでなく、連絡もれが減らせる方法であるとも思います。当院では先生の空いている時間を見つけては看護師が在宅患者様の報告をしています。時間が合えば問題はないのですが、毎日そううまく合うわけでもなく、先生を追いかけている看護師の姿も時々見受けられます。また、その時看護師全員も一度に集まることはなかなかできない為、連絡もれがあったりすることもあるようです。

 中野先生がパソコンを使って在宅医療をされていることは、以前ダイナミクス全国大会でお会いしたときに伺っていました。今回見学させて頂くにあったて、同じダイナミクスを使用している在宅医療を主とした医院が、パソコンを使用しながらどのように連携を取り、診察をされているかというのを見学させて頂き、参考にさせて頂ければと思っていました。一日という短時間だった為、とりあえずついて行ったという形になってしまったように思うのですが、訪問診療にも行かせて頂いて、その一日でもとても刺激を受けました。移動中の車内で行われていた患者様の病気や薬についての積極的な会話や、患者様の自宅で患者様を中心として先生、看護師そして家族の方が真剣に話をされている姿は、見学していて感じるものが多々ありました。ダイナミクスの使用の仕方や連携の取り方はもちろん、在宅医療への需要に合わせ当院がより良くなるように、見学させて頂いて感じたことを参考にしながら考えて行きたいと思っています。

 中野先生をはじめ先生方、看護師の皆様、事務の皆様にはお忙しい中見学させて頂いて本当に有難うございました。



                                                  平成1810月1