ナカノ在宅医療クリニック実習の感想
研修日:2009年7月31日
浦添総合病院研修医 近藤健夫
今回の研修は1日だけでしたが、ITを積極的に活用する現場や在宅医療そのものに接することができて驚きとともに勉強にもなりました。お忙しい中、いろいろと教えてくださり、深く感謝申し上げます。
研修では在宅医療が"care"主体の医療であることを改めて認識しました。そこには病気を治すではなく、障害としてうまく付き合っていくために医師だけでなく、看護師やホームヘルパーなど様々な職種のスタッフが関わって、患者主体の医療・介護が展開されていることを知りました。そして、そのような在宅医療を成り立たせる基盤としてPCや携帯電話などの道具が積極的に活用されており、クリニック全体で効率的に業務を行なっていることが新鮮に映りました。
care主体の在宅医療では"何もしない"ことも含めて医療であることに多少の違和感を覚えましたが、それは医療を"cure"主体の視点で捉えていたからだと感じました。今後はcareの視点も意識して、患者主体の医療とは何なのかを自問しながら自己研鑽していきたいと思います。